
伊勢市出身のレーシングドライバー三宅淳詞選手が10月10日~12日、富士スピードウェイ(静岡県小山町、1周4.563キロ)で行われた国内4輪最高峰フォーミュラレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権」第9戦・第10戦に出場した。
監督にGT500にフル参戦する現役のドラーバーでもある塚越広大さん、エンジニアに「TEAM MUGEN」で2021年、2022年のシリーズチャンピオンを獲得した野尻智紀選手のマシンを担当した一瀬俊浩さんが加わり新体制で挑むチーム「ThreeBond Racing(スリーボンドレーシング)」。ドライバーを務める三宅選手は2年目。現在、GTレース国内トップカテゴリーの「SUPER GT」レースに日産ワークスチーム「NISMO NDDP」からも参戦中だが、今回のレースから、スーパーGTでチームメートの佐々木大樹選手がドライビングアドバイザーに就いた。
11日、早朝から細かな雨が降り続きレインコンディションの中で行われた第9戦の公式予選レースでは22台中21位と結果を出せず、決勝レースでも19位と振るわなかった。12日、前日から降り続いた雨は止んだものの、サーキット上空には雲が低く垂れ込めた曇り空。第10戦の公式予選レースではBチームで1分23秒197のタイムを出すが、Q2進出ならず、予選レースの順位は15位。決勝レースが始まる時間になるとサーキット全体を霧が覆い、視界不良によりレースは中止になった。
三宅選手はここまでノーポイントと苦戦中。11月21日~23日に鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で行われる「第24回JAF鈴鹿グランプリ」第11・12戦の最終戦に賭ける。