スリランカ料理店「Deshan(デーシャン)」(伊勢市御薗町、TEL 0596-63-9727)が12月1日から、冬季期間限定のカレー「グルテンフリー えびカレー」(1,690円)の提供を始めた。
伊勢のスリランカ料理店「デーシャン」の体がポカポカになる冬季限定「グルテンフリー えびカレー」
スリランカ北西部州クルネーガラ出身のデーシャン・ジャヤプールナさんと妻の千明さんが今年2月にオープンした同店。スリランカの伝統医療「アーユルヴェーダ」に基づいたスリランカ料理を提供する。アーユルヴェーダは生命科学と訳され、病気の治療・予防だけでなく、心身の調和を整え、心豊かに健康的に生きるための知恵。スリランカには保健省から独立したアーユルヴェーダ省(伝統医療省)が政府機関にある。
ポークかチキンから選ぶ「スリランカカレープレート」(1,490円)、スパイスが利いた炊き込みご飯「スリランカチキンビリヤニ」(1,590円)、グレイビーンズソースにチキンかポークを選ぶスリランカの薄焼きパン「パラータ」(990円)などのほか、本場のセイロンティーを飲んでもらいたいと紅茶「セイロンティー」「アールグレイ」は230円と値段を抑えている。
期間限定のカレーは、オープンから今日まで、「さばカレー」「グルテンフリー夏野菜カレー」「グルテンフリー月見カレー」を提供。今回の「グルテンフリー えびカレー」で第4弾目になる。
デーシャンさんは「えびカレーは、冬に体がポカポカになるカレーを提供しようと妻と一緒に考えた。『アーユルヴェーダ』は特別なものではなく、料理を作るときに健康について考えながらおいしさも追求するのは自然なこと。夏は一気に汗を出し体を冷やすようなスパイスを使うが、冬限定のカレーは足先、手先まで体が温まるスパイスを調合して完成させた」と説明する。
千明さんは「私が冷え性なので体がポカポカになるカレー作ろうと相談した。スリランカは熱帯気候で一年中暖かいので、ポカポカになる必要はないので、中和させるためのスパイスを入れているそう。試食してみて、私は体の芯まで温かくなった。食べてもらった客からも同様の評価をもらっている。ほかの人も同じようになるか興味があるので、ぜひ試していただければ」と話す。
営業時間は11時~21時(火曜・水曜は15時まで)。