伊勢神宮・宇治橋の中央から「ご来光」-冬至をはさむ2カ月間が狙い目

鳥居と宇治橋の一直線上に重なった太陽。橋の上には霜が降り太陽光線でさらに光り輝く。

鳥居と宇治橋の一直線上に重なった太陽。橋の上には霜が降り太陽光線でさらに光り輝く。

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 鳥居と宇治橋の一直線上に太陽が昇る冬至には、カメラ愛好家の人数がピークを迎える。12月12日の早朝は雲ひとつない晴天。7時34分、正面の島路山から太陽の光が差し込めると一斉にカメラのシャッター音が響いた。

真正面の位置から撮影するとほんの少しだけずれている。

 冬至をはさむ約2カ月間だけ、伊勢神宮内宮の宇治橋の鳥居ほぼ中央から太陽が昇る。カメラ愛好家たちがシャッターチャンスを狙って早朝から宇治橋前で日の出を待ち構える様子は、伊勢志摩の風物詩としても定着してきた。

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 同市出身のカメラ愛好家の奥山理(ただし)さんは「冬至になると人が多いがいい写真を狙うなら今が一番。人も少なく誰も渡っていない宇治橋を撮ることもできる」と話す。「自分が少しずれるだけで太陽は正面に来る。前後すれば鳥居に重ねることもできるし中央に持ってくることもできる。何事も自分のちょっとした気持ちと行動だけでいつでもいい方向に考えることができることを教えてくれる」とも。

 現在、第62回神宮式年遷宮における「宇治橋の架け替え」工事が着々と進行中で、宇治橋に平行して架けていた仮橋がほぼ完成した。同27日には仮橋の完成後に安全を祈る「仮橋修祓(しゅばつ)」を行う。来年2月2日、宇治橋に向かって左手2本目の柱にある擬宝珠の中に納められている万度麻という神札を下げる儀式「宇治橋万度麻奉下式(うじばしまんどぬさほうげしき)」が行われ、その後本格的工事に着工する。同11月3日「渡始式(わたりはじめしき)」を予定。現在の宇治橋は同2月1日まで渡ることができる。

 伊勢志摩の行政、観光協会、民間団体などで作る「伊勢志摩キャンペーン実行委員会」(事務局=同市二見町)では20年に一度、宇治橋と仮橋の二つの橋ができる時に来てもらおうと「宇治橋・渡納の証」の配布などを行う。伊勢文化舎(同市神田久志本町)では宇治橋をテーマにしたカレンダー「伊勢講ごよみ」を8,000部を製作したが早々に完売した。

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