伊勢の認証機関、自動車版ISOの審査登録で国内1位に

UL APEX(ユーエル エーペックス)の伊勢本社社屋(現UL JAPAN)

UL APEX(ユーエル エーペックス)の伊勢本社社屋(現UL JAPAN)

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 製品の安全認証業務などを行っているUL APEXユーエル エーペックス(伊勢市朝熊町4383、TEL 0596-24-6717)は10月24日、自動車産業向けの品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO/TS16949」の審査登録サービスで登録証発行数が122件となり、国内1位になったと発表した。(9月4日付ISO総研調べ)

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 同社は米国の認証機関アンダーライターズ・ラボラトリーズ・インク(UL Inc.)(アメリカイリノイ州ノースブルック市)の日本法人で、主に情報技術機器やオーディオ・ビデオ等の電気・電子製品の安全性試験や認証サービスのほか、ISO9001、ISO14001等の品質マネジメントシステム審査登録サービスの提供も行っている。

 「ISO/TS16949」は、BMW、ダイムラークライスラー、GM、フォード、フィアット、プジョー・シトロエン、ルノー、VW、その他貿易協会が参加しているIATFが策定した国際規格で、ISO9001 2000年版をベースとした、自動車生産や関連サービス部品組織における品質マネジメントシステムに関する要求事項が定められている。

 自動車の安全性に対する消費者の目が厳しくなってきていることなどを背景に、サプライヤーの選定基準のひとつとして多くの大手自動車メーカーが採用、現在では車載用電子部品メーカーを含む一次メーカーの多くが既に取得しており、最近ではその取引先である二次メーカーにも取得が拡大している。また、ISO/TS16949発行以前に普及したビッグ3(GM、フォード、ダイムラークライスラー)などへのサプライヤー向けに制定された規格「QS-9000」が今年12月で失効することもあり、同規格取得の動きが加速しているという。

 同社は1996年以降、「QS-9000」「ISO/TS16949」などの自動車産業規格の分野でも審査機関として審査登録サービスを提供、今回その実績が数字として表れたことになる。同社マネジメントシステム審査部では「豊富な実績を生かし、この規格が企業の経営指標改善のツールとして活用されるよう、より質の高い審査登録サービスを提供したい」と話している。

UL APEX ユーエル エーペックス

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