伊勢の土産菓子「絲印煎餅(いといんせんべい)」で有名な播田屋(伊勢市河崎2、TEL 0596-28-2207)は11月22日、国道23号と二見街道の交差する地に直営店をオープンした。
同社の創業は1860年(万延元年)で、伊勢芋を使った饅頭など和菓子や鶏卵がたっぷり入った薄焼き煎餅の「絲印煎餅」を中心に、地元と観光客に人気がある。河崎の本店のほか、伊勢市駅前の吹上店、浦の橋店があり、新店舗は4店舗目となる。
店舗面積は約200平米。店内には休憩スペースも設け、セルフサービスで日本茶も提供する。そのほか「絲印煎餅」命名の由来の紹介や、古くから伝わる螺鈿装飾の重箱などの展示も行っている。
同社の東出晴夫社長は「今までの直営店は多くが地元の方に買って頂いていた。新店舗では観光客にも足を運んでもらい、将来的には工場も移設したい」と話している。
新店舗の営業時間は9時~19時。水曜定休。