新たに建て替えられる社殿の柱打ち固める-伊勢神宮外宮で「立柱祭」

新たに建て替えられる社殿の柱打ち固める-伊勢神宮外宮で「立柱祭」

新たに建て替えられる社殿の柱打ち固める-伊勢神宮外宮で「立柱祭」

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 伊勢神宮の第62回式年遷宮行事の一つ「立柱祭(りっちゅうさい)」が3月6日、内宮(ないくう)に続き外宮(げくう)でも行われた。前日は嵐のような風雨が続き当日の天気も心配されたが、祭典が始まると太陽の光が明るく新御敷地を包んだ。

伊勢神宮外宮で「立柱祭」-来年の式年遷宮に向け準備着々と

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 同祭は、20年に1度、神宮の社殿など新しく建て替える「式年遷宮」行事で、新しい御正殿の御柱(みはしら)を立てる祭りで、古来より重要な祭りとしてその日時は天皇陛下により定められる。

 鷹司尚武大宮司をはじめ、「斎服」とよぶ純白の装束を身にまとった神職、神宮式年造営庁の技術総監、「素襖烏帽子(すおうえぼし)」とよぶ紺色の装束を身にまとった忌鍛冶(いみかじ)、小工(こだくみ)らが参加。建築の神様「屋船大神(やふねのおおかみ)」に神饌(しんせん)を供え、祝詞(のりと)が奏上されると一同が八度拝の作法で拝礼した。次に小工8人が2人ずつ4組に分かれ、10本の御柱を木づちでそれぞれ3度打ち固めた。

 伊勢神宮を撮り続け、世界的に活躍する写真家の南川三治郎さんは「神宮ではお祭りが始まると神聖な風が、どこからともなく吹いてくる。立柱祭でもその風を感じ、厳粛な気持ちにさせていただいた」と感想を漏らした。「内宮の立柱祭では雨が少し降っていたが、今回は天気もよく、フィルムがたくさん回った(笑)」とも。

 3月26日(内宮)、同28日(外宮)には「上棟祭(じょうとうさい)」が執り行われる。

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