三重のローカル誌「NAGI(凪)」が、6月1日発売の49号夏号の発行で13年目に突入した。発行は「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)。
「NAGI(凪)」2012年夏号は「サーキットのある町」を特集
「活字離れが叫ばれるが、紙媒体ならではのぬくもりや地元への並々ならぬ思いをより一層感じていただける内容に刷新した」と編集人の坂美幸さん。新たに特集のカラーページを1.6倍にし、新連載5本を一挙に始めた。創刊は2000年6月。
坂さんは「地域の次世代リーダーとなる若者たちに楽しく読んでもらいたい」と思いを語る。最新号では、今年50周年を迎える「鈴鹿サーキット」(鈴鹿市)を特集。創業者本田宗一郎の精神を受け継ぐホンダやサーキットを中心としたモータースポーツに関連する産業の集積地となった「鈴鹿」を、さまざまな視点から取り上げた。そのほか、建築物の視点から、現在造営中の伊勢神宮の新社殿や4月に完成した「式年遷宮記念 せんぐう館」(伊勢市豊川町)も紹介する。
価格は670円。県内の書店、道の駅、スーパーなどで扱う。