志摩マリンランド(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-1225)では、TBS系で放映中のテレビドラマ「華麗なる一族」にかけて海の魚「カレイ」を集めた企画「カレイなる一族」を開催している。
山崎豊子さんの小説「華麗なる一族」の舞台になっている志摩観光ホテルは徒歩5分の距離にあり、企画は話題のドラマのタイトルにあやかって命名した。
カレイ目(もく)に含まれる、カレイやヒラメ、ウシノシタ(シタビラメ)の仲間は、国内でも100種類以上。扁平な体で目が片方に偏っているのが特徴で、海底の砂泥底中に身を隠す習性があり食用で美味。今回の企画では、「メイタガレイ」「オトメウシノシタ」「クロウシノシタ」など5種類を展示している。
「メイタガレイ」は水深100メートルの以浅の砂泥底に生息し、目と目の間に棘があることから「目痛ガレイ」と名付けられ、3年で成熟し約30センチの大きさになるという。「オトメウシノシタ」は八丈島から奄美大島などサンゴ礁域の砂底に生息し、黄色の円形斑紋と褐色の斑点が特徴で成魚でも約6.5センチ。「クロウシノシタ」は北海道小樽以南の水深20~65メートルの沿岸の浅海や内湾の砂泥底に生息し、体長20センチで成熟し、大きいもので約35センチになる。
開館時間は9時~17時。入館料は大人1,250円ほか。企画は4月10日まで。