伊勢市出身の小学6年生11歳の上田竜大(りゅうた)さんが8月12日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市稲生町)国際南コース(1周1.264キロ)で開催された「2012 鈴鹿選手権シリーズ カートレース in SUZUKA」に出場した。チームは「KART KOZO R(カート小僧レーシング)」(名古屋市)に参加。
ポールポジションからスタートした上田竜大選手(ゼッケン50)
「鈴鹿選手権」は全9クラスあり、上田選手がエントリーしている「YAHAMA SS」クラスは、YAMAHAのKT100Sシリーズのエンジン使用、合計ウエイト145キロ以上などが条件で、11歳から40歳以上の選手が出場、毎回激しいバトルを展開している。
上田選手は、第1戦(3月18日)と第2戦(4月29日)で優勝し、同クラスのランキングで、2位の19ポイントを大きく引き離し44ポイントで首位を独走中。この日は、同クラスに42台が出場、予選タイムトライアル、ABグループに分けた予選レース(10周)、決勝レース(16周)をそれぞれ行った。
上田選手は、予選タイムトライアルで55.489秒をマークし、Aグループ予選レースをポールポジションでスタート、トップでレースを展開していたが、第1コーナーで後続車が衝突しスピン、9位まで順位を落としてしまった。最終的にAグループ予選レース8位で通過。ABグループが一緒になった決勝レースでは16番(8列目)からのスタート。決勝レースでは5周目の最終コーナーでまたもや後続車に激突されエンジンストップに。最後尾からスタートとなり、最終的に28位でフィニッシュ。ポイント0で結果を残せなかったが、同クラスランキングは首位をキープしたまま。
上田選手は「タイムトライアルで左リアタイヤのバルブからエアーがぬけるハプニングもあったが、幸いこのコースは左廻りコースだったので難なくゴールできたが、予選、決勝と後続車にぶつけられて成績を残すことができなかった。決勝では8位まで順位を上げ、残り10周以上あったのに」と悔しがる。「今回のことも次のレースに生かして、強いドライバーになれるように頑張ります」と意欲を見せた。
「鈴鹿選手権」には、「X-30」のクラスに伊勢市出身中学2年生(13歳)の三宅淳詞(あつし)選手も参戦中、現在同クラスランキングで5位につけている。