サーフィンのアマチュア日本一を決定する「第47回全日本サーフィン選手権大会」が8月22日、志摩市阿児町の国府(こう)海岸で開幕し、全国各支部予選を勝ち抜いたサーファー約1000人が5日間の熱い戦いを繰り広げる。主催は日本サーフィン連盟(NSA、東京都文京区)。
1981(昭和56)年に第16回、2009年に第44回大会を実施してきた国府ビーチ。前回の大会では最終日早朝、アカウミガメが卵からふ化し砂浜に無数のかわいい足跡を残し大会を盛り上げた。3年ぶり3回目になる今大会でも、メーン会場のど真ん中2カ所でウミガメが産卵し、前回同様に子ガメのふ化を待ち望みながら選手と大会関係者は温かく見守っている。
同大会は、日本のアマチュアサーフィン大会の最高峰。毎年8月のこの時期に開催する。昨年は宮崎県日向市で開催された。開会式があったこの日、選手にエールを送ろうと鈴木英敬三重県知事も駆け付けた。前回大会時は運営委員長として国府にいたというNSAの酒井厚志理事長は「参加選手は、世界を意識し頑張ってほしい」とあいさつした。
この日、キッズ、ボーイズ、ジュニア、メン、LBメン、BBウィメン、ガールズのクラスでそれぞれ競技(1ヒート=15分)があり、三重支部メンバーの村田嵐さん(キッズ)、神田竜聖さん、斎藤昇吾さん(ジュニア)、中村潤さん、樋口健さん、仲村一智さん、下田泰成さん(メン)、宮崎俊輔さん(LBメン)、交久瀬典子さん(BBウィメン)が、それぞれ勝ち進んだ。
NSA三重支部長の浜村昭雄さんは「支部長2年目で全国大会を開催することになり大変緊張しているが、大会が成功するよう祈りたい。選手の皆さんの活躍に期待したい」と話す。
今年から初めてユーストリームによるライブ中継を実施。初日のアクセス数は2万を超え、一時アクセスが集中し閲覧できない状態になったという。