シーカヤックを活用し海と触れ合おうと、「第1回志摩里海シーカヤック大会」が9月9日、真珠養殖盛んな真珠のふるさと・英虞湾(志摩市)で開催された。
大小さまざまな無人島や有人島が浮かび、入り組んだ入り江が特徴のリアス式海岸で、波静かな英虞湾を舞台に展開された2つのシーカヤックイベント。志摩市が推進する「里海(さとうみ)創生プロジェクト」の一環で行われた。
「里海」とは、「里山」に対しての海版という概念と、海とつながる山をも含んだ人と自然が共存し合う環境で、人が海からの恵みを取りながら生活し、その自然を持続可能な限り循環させる仕組みづくりを目指す。
当日は、ともやま公園次郎六郎海岸を出発し、兎島を迂回(うかい)し、天童島と間崎島の入り江を通り抜け、左に大高崎島、右に枯島を見ながら、横山島と多徳島の間をすり抜け、近鉄賢島駅のある賢島を左回りで1周し、間崎島を大きく右から回り込みながらシーカヤックでゴールを目指す12.9キロのコースをタイムレースする「タイムトライアルレース」には20人が参加。天童島をぐるっと一周し、途中島上陸探検などをしながら約5.5キロのコースをゆっくりと自然と触れ合いながらパドリングする「無人島探検」には60人が参加した。
タイムトライアルレースでは中込成幸さんが優勝し、準優勝=四至本侑希さん、3位=三澤昌樹さんが続いた。