国内唯一の全米女子プロゴルフ協会（LPGA）公式戦「ミズノクラシック伊勢志摩」開催中の「近鉄賢島カンツリークラブ（6,506ヤード、パー72）」（志摩市阿児町）で11月3日、子どもたちを対象とした「LPGAジュニアゴルフレッスン会」が開催された。

ジュニアゴルフレッスン、未来のプロゴルファー目指して

　2016年にブラジル・リオデジャネイロで開催されるオリンピックで112年ぶりにゴルフが正式種目となった。同レッスンは、ゴルフ普及と子どもたちにオリンピック選手やプロゴルファーを目指すきっかけ作りを目的に2010年から全国のツアー会場で開催している。

　兄弟で参加した地元志摩市の神明小学校に通う3年生の三橋滉平さん（8）と2年生の聖平さん（7）の母親・多歌子さんは、プロゴルファーを目指し男子プロの室田淳（きよし）さんの帯同キャディーを務めた経歴を持つほど。「子どもたちに自分の夢を叶えてもらいたい」と期待を込めながら息子たちを参加させたという。

　志摩市では昨年2月に、志摩市ゴルフ協会（事務局＝浜島カントリークラブ、TEL 0599-52-1141）が「ジュニアゴルフ教室」を創設し毎週土曜に志摩市内のゴルフ場を利用し子どもたちを指導している。「ミズノクラシックが開催される志摩市から、金メダリストや世界で活躍するプロゴルファーが現れるまで…」と関係者の夢は大きい。

　同大会2日目は、イ・ボミ選手（韓国）がノーボギー8バーディーの快進撃で10アンダー単独首位に。国内女子年間イーグル数で1996年に出した福島晃子さんの9個に並ぶ記録となるイーグルを13番ホールで出した森田理香子選手だが、後半崩れ6アンダーで2位に。4アンダーで上原彩子選手ら5人が、3アンダーで上田桃子選手ら8人が付ける。この日は伊勢神宮の方角にある横山からの吹き降ろしの強風に選手たちは悩まされていた。

　2日目の天候＝晴れ、気温＝14.8度、風向＝北、風速＝3.6メートル、ギャラリー数＝5106人。