夫婦岩（めおといわ）に向かって愛を叫ぶ「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ」イベント（通称＝めおチュー）が11月18日、二見興玉神社（伊勢市二見町）境内で開催された。「日本愛妻家協会」伊勢支部主催。

「めおチュー」夫婦の町の中心で愛を叫ぶ、荒波の夫婦岩

　群馬県吾妻郡嬬恋村で開催する「キャベチュー（キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ）」に倣って「めおチュー」と命名し、毎年11月22日「いい夫婦（ふうふ）の日」の前後に開く同イベントは、今年で4回目を迎えた。

　前日は嵐のような横殴りの風と大雨で当日の開催も心配されたが、白波立つ荒波の海は残ったが当日は快晴となった。この日は当日の飛び入り申し込みも含め16組の「叫びスト」がエントリーし夫婦岩に向かって愛を叫んだ。

　もうすぐ4人目の子どもが生まれる矢田晃仁さんは妻の華代さんに日頃の感謝と元気な子どもが生まれるように、プロポーズをしないまま結婚して10年経ってしまった内堀和馬さんは妻のちかこさんのリクエストに応える形で「これからも一生、一緒に過ごしていこう」と10年目のプロポーズを、それぞれ夫婦岩に誓い合った。

　たまたま居合わせた参拝者の女性は涙ぐみながら、「愛を叫ぶということが、（見ているだけで）こんなに感動することだとは思わなかった。私も叫ばれたいと素直に思った」と感想を漏らした。