ベーカリーショップ「トム」(伊勢市常磐2、TEL 0596-23-5255)は、地元特産品を使ったオリジナル手作りパンを期間限定で販売している。
同店はスーパーマーケット「ぎゅーとら」コア店にインストアとして出店、今年で20年目。コア店での直売と、ぎゅーとら約10店舗への卸販売を中心に、地元で取れる旬の食材を利用したパンを期間限定で販売している。
オーナーの脇田英男さんは1982年、スーパー「オークワ」で働いていたところ、同社が新たにパン事業部を新設することになり部門長に就任、県下14店舗にパン店を展開し売り上げに貢献し、地元でも「オークワのパンはおいしい」と評判を得るようになったという。1988年に独立し現在に至っている。出身が南伊勢町(旧南勢町)ということもあり、特産品の「青さ(青海苔)」や「みかん」などを生産者から直接購入している。
脇田さんは「できるだけ地元の食材を使っておいしいパンを作ろうと心掛けている。生産量全国一の『青さ』を使ったパンや、南伊勢町の特産品『温州みかん・デコポン・セミノールなど』を練り込んだパンは期間限定で毎年販売している。ともに香り高い風味が特徴で、人気がある。地元の旬の特産品を意識してもらうきっかけになれば」と話している。
価格は、青さ入りパン=250円、セミノール入りパン=170円。販売は4月末ごろまでを予定。営業時間は9時~20時。第1日曜定休。