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玉城豚やマコモなど、玉城町の食と農をピックアップ-無料小冊子発行

玉城豚やマコモなど、玉城町の食と農をピックアップ-無料小冊子発行

玉城豚やマコモなど、玉城町の食と農をピックアップ-無料小冊子発行

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 かつて伊勢神宮の参詣者の宿場町として栄えた三重県の玉城町が、同町の食と農を取り上げた小冊子「ぐるっと玉城」「まるっと玉城」をそれぞれ5000部発行した。

玉城町の食と農に関する小冊子「ぐるっと玉城」「まるっと玉城」をそれぞれ5000部発行

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 昨年11月発行の「ぐるっと玉城」は、町内の飲食店など食に関する店舗37軒を網羅。北畠親房、北畠顕信によって築かれたといわれる田丸城(田丸)を中心に、4エリアに分類。同町の「ちょっと立ち寄る観光スポット」なども紹介する。

 今年2月発行の「まるっと玉城」は、清流宮川から引いたきれいな水を利用して作られる米や玉城豚、マコモ、ブドウなど農産物を紹介。松阪牛を世に広めた山路徳三郎翁のエピソードや農家の副業として作り始めたしめ縄についても分かりやすく解説する。「ふるさと味工房アグリ」(原)の季節ごとの農業体験リポートは1年間かけ編集した。

 同冊子の発行を企画した同町産業振興課の中川泰成さんは「これまで食と農に関する分かりやすい資料がなかったので小冊子にまとめてみた。出来上がって見ると知っているようで知らなかったこともあり、町民からも喜んでもらっている。『ぐるっと』は人気のためダイジェスト版を2万枚刷ったほど。3月には、第3弾として散策マップの配布も予定」と話す。

 焼豚ラーメンが人気の「王富(ワンフー)」(山神、TEL 0596-58-7859)の店主は「『ぐるっと玉城』で取り上げていただいてから、初めてのお客さまが立ち寄ってくれるようになったり、予約が必要な『豚の角煮』の注文が増えて生産が追いつかないほどになったりしてうれしい限り」と笑みを浮かべる。

 同冊子は、町内各所で無料配布中。インターネットでは、印刷・閲覧可能なPDFファイルを公開している。

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