真珠養殖盛んな英虞湾でのスイムに、リアス海岸特有の入り組んだ自然豊かな地形をバイクとランのコースに設定した「伊勢志摩・里海トライアスロン」が5月12日、合歓の郷(志摩市浜島町)で開催された。
前日まで降っていた雨は朝には上がり快晴に。日中の気温は30度近くにまで上昇するほどの陽気になった。1回目となる同大会は、スイム750メートル、バイク18キロ、ラン5キロのトライアスロンと、スイム750メートルとラン5キロのアクアスロンの2種目が行われた。参加者の合計は267人(トライアスロン224人、アクアスロン27人、アクアスロンリレー8組)、エントリー数は282人。
同大会名誉会長の大口秀和志摩市長がスタートの号砲を鳴らすと、選手たちは一斉に海に入り、白く水しぶきを立てながら折り返しとなる黄色のマーカーを目指した。750メートルを泳ぎきった選手は自転車に乗り込み同施設内4.5キロのコースを4周し、続いてラン5キロを走りゴールを目指した。
同大会レースディレクターの竹内鉄平さんは「三重県では13年ほど、県内でのトライアスロンの大会が開催されていなく三重での開催を模索していたところに合歓の郷さんの協力を得ることができた。三重のきれいな海で泳ぎたいという要望が多くあった。今回は距離が短いので3分の1の選手が初めての参加だったようだが、今後、オリンピック種目と同じ規模の倍の距離でレースをできれば。来年以降も続けていきたい」と話す。
結果は以下の通り。トライアスロン総合男子、優勝=櫛田宣善(愛知県、1時間4分59秒)、2位=岡野祐作(東京都、1時間5分59秒)、3位=鹿島洋輔(愛知県、1時間7分9秒)、総合女子、優勝=竹元久美子(愛知県、1時間8分25秒)、2位=宮澤恵理(愛知県、1時間14分41秒)、3位=林本寛代(愛知県、1時間18分43秒)、アクアスロン総合男子、優勝=林博樹(愛知県、35分7秒)、2位=古川剛史(三重県、38分10秒)、3位=西村俊一(三重県、38分36秒)、総合女子、優勝=西口理恵(愛知県、45分45秒)、2位=林恭子(愛知県、51分28秒)、3位=日下部朝美(愛知県、1時間11分50秒)。
表彰式会場では、同大会のテーマソングを歌う志摩市のご当地アイドルJuRias(ジュリアス)によるステージも行われた。