駐日ポーランド共和国大使館(東京都目黒区)ツィリル・コザチェフスキ大使ら一行が7月9日、伊勢市役所を表敬訪問しその後、伊勢神宮外宮(げくう)、内宮(ないくう)を参拝した。
ツィリル・コザチェフスキ駐日ポーランド共和国大使一行、伊勢神宮参拝
昨年7月に就任したばかりのツィリル大使は、ミクラシェフスキ参事官とピーター・スシツキ在日ポーランド商工会議所会頭とともに来勢。一行は、手作りのポーランド国旗を持ったマリア保育園(岡本)の園児49人らに出迎えられ伊勢市役所に到着。園児たちがポーランド語で「ジェン ドブレ(こんにちは)」とあいさつするとツィリル大使はにこやかに応えた。鈴木健一伊勢市長が待つ市長室では約30分間の懇談の時間を持った。
ツィリル大使は「園児たちのポーランド語がうまくてびっくりした。とても温かい歓迎に感動した」と感想を漏らした。さらに、「伊勢ほど歴史はないがポーランドにも世界中から巡礼に来るチェンストホーバという街があり、その街に似ている。私はその街の近くで生まれ育ったのでとても親しみがある」と打ち明けた。伊勢について、遷宮について、「常若(とこわか)」の精神について鈴木市長はジェスチャーを交えながら丁寧に説明した。
一行は、外宮を御垣内参拝し内宮へ。内宮では鷹司尚武大宮司と面談し、神楽を奉納、御垣内参拝を行った。その後、おはらい町、おかげ横丁かいわいを散策し楽しんだ。
10日はミキモト真珠島(鳥羽市鳥羽)、斎宮歴史博物館(多気郡明和町)を見学予定。
今年、伊勢神宮を参拝する各国大使(大使級の要人)はベトナム、台湾に続いて3人目。