新しくなった伊勢神宮正殿の柱を突き固める「杵築祭」ー式年遷宮関連行事

新しくなった伊勢神宮正殿の柱を突き固める「杵築祭」ー式年遷宮関連行事

新しくなった伊勢神宮正殿の柱を突き固める「杵築祭」ー式年遷宮関連行事

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 式年遷宮によって新しくなった正殿の柱を突き固める祭典の一つ「杵築祭(こつきさい)」が9月28日、伊勢神宮内宮(ないくう)で行われた。

白杖を持った参進「杵築祭」ー式年遷宮関連行事

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 「御治定(ごじじょう)」(天皇陛下が日時を決定)による同祭は、新宮の完成を心から喜び古歌を歌いながら新宮の柱を、神宮大宮司をはじめ神職らが総出で白木の杵(きね)「白杖(びゃくじょう・はくじょう)」で突きならす儀式。

 この日、鷹司尚武大宮司を先頭に神職や造営の携わった技師ら約70人が参進、五丈殿で古式饗膳を行い酒をくみ交わす儀式を行った。その後、白杖を1本1本受け取り正宮に進み、大宮司が内玉垣御門下で祝詞(のりと)を奏上した後、新宮へ進んで古歌を歌いながら新正殿の床下の柱の周りを三周して突き固めた。儀式は非公開。

 古歌は、
 かしこしや 五十鈴の宮の杵築(こつき)してけり 杵築してけり 国ぞ栄(さか)ゆる
 郡(こおり)ぞさかゆる 万代(よろず)までに 万代までに

 天照らす大宮処(おおみやどころ)かくしつつ仕えまつらん かくしつつ仕えまつらん
 万代までに 万代までに

 同29日には外宮(げくう)でも同様の儀式が行われる。外宮で歌われる古歌は、

 度会(わたらい)の豊受の宮の杵築きして 宮ぞ栄ゆる 国ぞ栄ゆる
 万代までに 万代までに

 いよいよ神を遷(うつ)す儀式「遷御(せんぎょ)の儀」が10月2日(内宮)、同5日(外宮)に迫った。それに伴い、10月2日(内宮)13時~終日、同5日(外宮)13時~終日、それぞれ一般参拝を停止する。

 新宮への参拝は、同3日(内宮)5時~、同6日(外宮)5時~。

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