伊勢市出身の国際ライダー・稲垣誠選手が11月2日・3日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開催された第45回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ」最終戦に出場した。
ST600決勝スタートシーン「第45回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」
「アケノスピードレーシングチーム」から同シリーズST600クラスにフル参戦したゼッケン9番の稲垣さんは、YAMAHAの2009年製4ストローク600ccのバイク YZF-R6で全6戦を戦った。これまでの戦績は、1戦目(もてぎ)4位、2戦目(オートポリス)15位と3位、3戦目(筑波)リタイア、4戦目(SUGO)13位、5戦目(岡山)8位。今回の6戦目(鈴鹿)を7位で決め、総合ランキング44台中6位(計82ポイント)でフィニッシュ(昨年の総合ランキングは9位)。最終戦の優勝は井筒仁康選手(カワサキZX-6R、チーム名=RS-ITOH&ASIA、12周タイム=26分39秒796)、総合優勝は、合計133ポイントをマークした渡辺一馬選手。
1日の練習走行では2分13秒670をマーク。まずまずのタイムを出していたが2日の予選レースで2分14秒758とタイムロスしてしまい17位に。決勝レースは17番グリッドからのスタートとなった。決勝レースではスタートダッシュを決め第2コーナー、S字コーナーを12番で通過。周回ごとにオーバーテークを重ね、12周を27分3秒610で走行、7位まで順位を上げた。
稲垣さんは「予選レースで柔らかいタイヤをセレクトしたのが敗因。自分で決めただけになおさら悔しい。スタート位置がもう少し前だったら…」と悔しがる。「今期の全日本ロードレースはこれで終了。スポンサー、家族、チーム、全ての応援してくれた人に感謝。来年も挑戦したい」と意欲を見せる。「アジアロードレース選手権」(全6戦)SS600クラスにも参戦中の稲垣さんは11月21日~23日に中東カタールで行われる最終戦に出場する。
そのほかのレース優勝者は、「JSB1000」クラスではレース1、レース2共に、中須賀克行選手(ヤマハYZF-R1、チーム名=ヤマハYSPレーシングチーム、レース1・14周タイム=29分47秒503、レース2・15周タイム=32分10秒576)、「J-GP2」クラスは、浦本修充選手(ホンダHP6、チーム名=MuSASHi RT ハルク・プロ、15周タイム=33分15秒422)、「J-GP3」クラスは、山田誓己選手(ホンダNSF250R、チーム名=TEAM PLUSONE & ENDURANCE、12周タイム=27分39秒605)。2日に開催された鈴鹿・近畿選手権シリーズ第6戦鈴鹿サンデーロードレース「CBR250R DreamCup」には、森俊也選手(ホンダCBR250R、チーム名=Team NOBBY、8周タイム=21分53秒475)。
CBR250R DreamCupには、伊勢のチームALTEC(伊勢市岩渕)からも5台が参戦。高校生ライダーの中澤浩平選手が21分55秒407のタイムで6位に入った。