国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦「ミズノクラシック伊勢志摩」2日目の11月9日、アメリカのツアーであることを盛り上げようと外国人選手を英語で応援しようと「英語で観戦ツアー」を企画した。
「英語で観戦ツアー」「ナイスショット」の声援に選手達の顔がほころぶ
近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード、パー72)(志摩市阿児町)で開催中の同大会会場は、外国人選手の出身地の国旗を掲げたり、スコアボードの英語表記などでアメリカの大会を意識させるような演出や昨年からアメリカ出身で伊勢市内で英会話教室を開くケント・スコットさんとイギリス出身・賢島でペンションを経営するデビッド・スミシーズさんの2人が、スタート時に英語によるアナウンスを行っている。今年はさらに雰囲気を盛り上げようと、ケントさんとデビッドさんが英語による観戦ツアーを9日と10日の2日間実施。
9日は7人の子どもたちが、アメリカ出身のビッキー・ハースト選手を応援するために16番から18番ホールまでの3ホールを観戦。ビッキー選手がいいショットをすると「グッドショット!」と声援。その声にビッキー選手の顔がほころんだ。ホールアウト後、ビッキー選手は「英語はゴルフプレーヤーにとってコミュニケーションをとるためにとても大切」と子どもたちに語りかけた。
ミズノ・クラシック2日目は、同組でプレーした一ノ瀬優希選手が7バーディー1ボギー、ルーキーの比嘉真美子選手が6バーディーノーボギーで共に66をマークし爆発、「女性の願いを一つだけ叶える」として人気の神明神社(鳥羽市相差町)に参拝し初日4アンダーで単独首位となった大山志保選手(5バーディー1ボギーで68)に、通算8アンダーで3人が並んだ。藤本麻子選手も6バーディー1ボギーでブリタニー・リンシカム選手(米)と共に7アンダー3位で追撃。森田理香子選手は初日の2オーバーから6バーディーノーボギーで通算4アンダー15位まで浮上し優勝圏内をキープした。
天候=晴れ、気温=18.5度、風向=東北東、風速=0.7メートル、ギャラリー=4860人(昨年は5106人)。