明野陸自ヘリコプター15機、伊勢志摩の上空を年頭編隊飛行-安全祈願

明野陸自ヘリコプター15機、伊勢志摩の上空を年頭編隊飛行-安全祈願

明野陸自ヘリコプター15機、伊勢志摩の上空を年頭編隊飛行-安全祈願

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 陸上自衛隊明野駐屯地(伊勢市小俣町)のヘリコプター15機が1月7日、松阪市から鳥羽市までの総飛行距離約100キロ、高度約600メートル上空で新年初の年頭編隊飛行訓練を実施した。この日は新年の訓練開始日となり、隊員全員で1年の航空安全祈願を行った。

鳥羽上空を飛ぶ明野陸上自衛隊のヘリコプター

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 陸上自衛隊航空学校長兼明野駐屯地司令・陸将補の大西裕文さんは約150人の隊員を前に「安全は99.9%が人間の日々の努力による。まず人間としてできることを毎日実行しなければならない。厳しい訓練を積み上げ、平時、有事を問わず常に冷静に、安全に行動できるように」と訓示を垂れた。

 その後パイロットら30人がヘリコプターに乗り込み離陸。この日は視界も10キロ以上と良好で、編隊の高度が上昇すると伊勢志摩の空に美しく規律正しいフォーメーションが完成した。

 編隊飛行は、第2教育部長・橋本哲彰一等陸佐が操縦する指揮官機の多用途ヘリコプターUH-1J(ヒューイ)1機を先頭に、TH-480B(エンストロム)3機、観測ヘリコプターOH-1(ニンジャ)2機、対戦車ヘリコプターAH-1S(コブラ)3機、戦闘ヘリコプターAH-64D(アパッチ)2機、多用途ヘリコプターUH-60JA(ブラックホーク)2機、CH-47JA(チヌーク)2機の計15機、2編隊によるものだった。

 指揮官機の副操縦士を務めた藤永誠さんは「完璧なフォーメンションだった。天気もよく視界良好で、隊員の士気も上がっていた。今年一年も安全に任務を遂行できるように行動する」と話す。

 航空学校でこれまで練習機として使っていたOH-6D(オスカー)は、TH-480Bに全て移行したため、今回の年頭編隊飛行にはその姿はなかった。

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