伊勢の大鳥居もライトダウン-「ブラックイルミネーション」の一環で

伊勢市のシンボルになっている大鳥居が環境省主催の「ブラックイルミネーション2007」で消灯される。写真はライトアップされた鳥居

伊勢市のシンボルになっている大鳥居が環境省主催の「ブラックイルミネーション2007」で消灯される。写真はライトアップされた鳥居

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 6月24日20時~22時までの2時間、伊勢の大鳥居が環境省主催の「ブラックイルミネーション2007」に参加する。

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 全国一斉にライトダウンを呼びかける「ブラックイルミネーション」は、民間主導で全国的な運動に発展している「100万人キャンドルナイト」(6月22日~24日)と同時期に、家庭の電気やライトアップされた施設の消灯を呼びかける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」(同省主催)の一環。昨年も、東京タワーやレインボーブリッジの電気が消されたことで話題になった。2003年には2,278カ所だった参加施設も年々増加し、今年は6月18日現在で62,613カ所となっている。

 大鳥居は、もともと伊勢市駅前に松下幸之助氏が1956年に寄贈し建設されていたもので、県道拡張工事に伴い1988年に撤去され、再建を望む市民の声を新聞報道で知った勢濃工業(桑名市)の伊藤源一社長が再建を申し入れ、1993年に現在の御幸(みゆき)道路の位置に建設された。鋼鉄製で、高さ=22.7メートル、幅=30.7メートルの大きさで、夜間はライトアップされ伊勢のシンボルとなっている。

 伊勢市はキャンペーンの主旨に賛同し、今回から参加。大鳥居を管理運営している同市観光協会に働きかけ実現した。同23日には第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画「不都合な真実」の上映会を開催するほか、「100万人のキャンドルナイト」にも参加し、各事業所へも協力を呼びかけている。

 伊勢志摩エリア内での「ライトダウンキャンペーン」参加施設は、志摩スペイン村パルケエスパーニャ、合歓の郷、ミキモト真珠島、鳥羽展望台などがある。

環境省「ライトダウンキャンペーン2007」伊勢市

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