今年4月に20周年を迎えた志摩スペイン村（志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333）パルケエスパーニャが9月13日から、スペインの食にこだわったイベント「秋のレストランフェア」と「バルフィエスタ」を同パーク内で展開している。10月31日まで。

直径約1メートルの大鍋でパエリアを作る平田二郎シェフ

　1皿350円（スペインタパスセットは2皿で650円）で「イベリコ豚のコロッケ バルサミコソース」「生ハムとサラミの盛り合わせ」「小エビのアヒージョ」「ムール貝 アリオリ添え」など14種類のタパス（小皿料理）を提供するバル「トレロ」。スペインタパス6種の盛り合わせがセットになった「イベリコ豚のパエリャセット」（1,950円）や「伊勢エビのパエリャセット」（3,000円）など本格スペイン料理にスペイン産ワイン（フルボトル2,100円～）などを提供するレストラン「アルハンブラ」。

　「バルフィエスタ」は、上記2店舗と「マヨール広場」のテラス席一帯で展開する。期間中の土曜日曜祝日限定、直径約1メートルの大鍋で作るパエリアは1度に約50人前ができあがる。客の目の前で豪快に調理するため「パエリア（スープ付き）」の予約チケット（1,000円）を求める客の行列はすぐに長くなる。

　「秋のレストランフェア」は、同パーク内のレストラン7店舗で展開する。ピッツェリア「ピザ ラ ロハ」ではスペイン東部発祥のスペイン風ピザ「コカ」のオリジナル「生ハムときのこのコカセット」（1,060円）、レストラン「エル パティオ」では「ローストチキンパエリャ」（1,250円）、ジャパニーズレストラン「的矢」では「旬彩弁当」（2,000円）など提供する。

　大鍋パエリアを調理する平田二郎シェフは「炭火による調理は火加減が難しい。最初にたっぷり目のオリーブオイルでエビを香ばしく炒めた後、ニンニクやパプリカなどの香辛料を入れ焦がさないように強火で香りを油に移すのがコツ。ここで焦がしてしまうと台無しになるので目が離せない。大鍋で作るパエリアをぜひ味わっていただければ」と話す。

　通常の入園料パスポートチケットは、大人＝4,900円、シニア（60歳以上）＝3,300円、中人（中学・高校生）＝3,900円、小人（幼児・小学生）＝3,300円。14時以降から入園可能なアフタヌーンパスポートは、大人＝2,100円、シニア・中・小人＝1,600円。営業時間は9時30分～17時（10月から12月21日までの土曜日曜祝日は18時まで）。