昨年11月にオープンした「スペシャルティーコーヒー」といわれる最高級の品質のコーヒー豆を販売する「B's shoP(ビィーズショップ)」(多気郡多気町四神田、TEL 0598-37-3363)に、エチオピア産の新生豆が入荷した。
「スペシャルティーコーヒー」とは生豆の情報開示(ブルボン、ティピカ、カツーラ等伝統的な品種、生産地域、農園名または栽培地区、精製加工方法、船積み時期、ロット番号など)が明確で、最高級の品質、状態でおいしいコーヒーとして飲むことができるものをいう。直接現地の農園と交渉し、その「スペシャルティーコーヒー」だけを仕入れ、日本国内はもちろん世界でも1、2を競う取扱量をもつのが「堀口珈琲研究所」(東京都世田谷区)率いるLCF(Leading Coffee Family)で、全国に75の加盟店があり、同店はその三重県第1号。
LCFはそのほか、NGOのPEACE WINDS JAPANの東ティモール支援活動の一環として、フェアトレードを通じたコーヒー生産者の自立支援活動にもスタートから技術指導を行い、内戦等で不安定な国政の中でも「スペシャルティーコーヒー」の品質維持に貢献している。LCFの堀口俊英代表は「LCFは100%のトレーサビリティーをもとにコーヒーの品質を管理し、国内で最もおいしいコーヒーの提供を目的に活動している。コーヒーもお米と同じように『新潟県魚沼産○○生産者の米』のように生産者履歴の公開から判断する品質基準がコーヒー選びの基本になるべき。三重県でも『スペシャルティーコーヒー』をたくさんの人に飲んでもらえるように『B's shoP』さんに頑張ってもらいたい」とエールを送っている。
同店は、倉庫を改装、店内にフジローヤル製の直火5キロ釜の焙煎機を設置し、オーナーの馬場正典さんが毎回焙煎、現在約12種類の豆をストックしている。店内では好みの豆の試飲も無料で行っている。
今回新たに東アフリカのエチオピアのイルガチェフェ村、ハフサ・ステーション(ステーション=小農家のコーヒーチェリーを集めて精製する場所)の生豆がLCFを通して入荷し、現在、馬場さんは焙煎と受注に追われているという。先月には中南米のグァテマラ、アンティグア地区のコンテスト優勝農園のサンタ・カタリーナ農園の生豆も入荷している。
馬場さんは「コーヒー豆は今の時期が日本国内に最も入荷が多く、一番おいしい。新鮮で最高級の『スペシャルティーコーヒー』を是非飲んでもらいたい」と話している。商品は、エチオピア(200グラム=1,080円)、グァテマラ(200グラム=1,080円)、ハワイコナ(100グラム=1,080円)など。営業時間11時~19時。月曜定休。
Coffee bean shop in Taki-cho offers new bean varieties
B's shoP in Taki-cho (0598-37-3363) has been doing business since November of 2006 and is a member of “Leading Coffee Family” (LCF), an organization that imports and sells only coffee beans that disclose all growing and packaging processes to the public. B's shoP is now offering Ethiopian coffee beans, considered the best, according to LCF. B's shoP is the first LCF member coffee bean shop in Mie. B's shoP is open from 11:00 AM to 7:00 PM Tuesday through Sunday. For more information, please visit their website at http://bsshop.jp/ (Japanese only).(英訳:ホワイト・パイン・イングリッシュ・スクール)
B's shoP(ビィーズショップ)
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