広域伊勢志摩圏の各地で2015年1月1日、初日の出を見ることができた。
伊勢志摩スカイライン山頂展望台から初日の出をみようと待つ人たち
観光有料道路「伊勢志摩スカイライン」展望台には約1000人が初日の出を見ようと早朝から寒さをこらえながら待っていた。
この日は満天の星が輝く夜空で、多くの人がきれいな初日の出を期待していた。水平線上に厚い雲があったが、朝日はわずかな雲の隙間から顔を出した。
「おー出てきたよ」と男性が声を上げると、そこに居合わせた人たちが一斉に朝日の方角に顔を向けた。「わーすごい」「来た甲斐あったね」と喜ぶカップル。
太陽はやがて雲に隠れ、裏側から光彩を放ち、さらに時間と共に高度を上げ雲の上からとてもまばゆい光を放った。雲の隙間から天と地を結ぶ階段のように見える「天使の階段」(「天使のはしご」「レンブラント光線」「薄明光線」「光芒」などとも呼ぶ)が現れた。
その美しい光景を目の前で目撃した人たちからは、「なんて美しいの」「感動」などと感嘆の声が漏れていた。この日は富士山は観測できなかった。
1月2日~15日までの同道路の通行可能時間は、日の出時刻前の6時から伊勢や鳥羽市内の夜景が楽しめる19時まで。