来年5月に「伊勢志摩サミット」が開催される賢島で9月16日、「イワジン喫茶室」(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-1018)と「JA鳥羽志摩(鳥羽志摩農業協同組合)」(同鵜方、TEL 0599-43-5885)がコラボし、伊勢志摩サミット開催決定記念「G7ランチプレート」を完成させた。
【その他の画像】伊勢志摩サミット開催決定記念「G7ランチプレート」
同店シェフの岩城悟さんはモナコで料理修業し、アルベール2世モナコ国王やサッカー選手、F1ドライバー、トップモデルなどが来店する日本食レストラン「FUJI」で1日100本以上の巻きずし(ロールスシ)を巻いてきたという。
ランチプレートには、鳥羽志摩産特別栽培米コシヒカリ「珠光(たまひかり)」を使った志摩の郷土料理「手こねずし」のカリフォルニアロール(日本と米国)と、鳥羽市加茂地区で育った「加茂牛」のひき肉と南伊勢町「南勢養鶏」の卵を使った「煮込みスコッチエッグ」(イギリス)、志摩市産「パールポーク」の「粗びきウインナー」(ドイツ)、地元野菜を使った「カポナータ」(イタリア)、「ワカメと野菜のキッシュ」(フランス)と「メープルプリン」(カナダ)には大紀町の「大内山牛乳」を使う(アイスクリーム、1ドリンク付き)。
今回のコラボは、地元食材をもっとPRしたいと考えていた同JA内に結成された「クロスファンクションチーム」と、45歳までの女性組合員(生産者)で組織する「フレッシュミズおむすび」がタッグを組み、伊勢志摩サミットをもっと盛り上げたいと考えていた岩城さんのそれぞれの思いが一つになって実現した。パールポークのウインナーは将来的に加工食品としてスーパーなどの流通に乗せることを前提に加工から手掛けた新商品、野菜の中には同JAが取り組み、今では三重県一の生産量にまで育て上げた「三重オクラ」も入る。
岩城さんは「仕込みが大変だが、少しでも伊勢志摩サミットを盛り上げようと思い、できることは何かと考えていた所、JAの協力が得られた。1日10食限定だが、今なら当店で食事をしていただいたお客さまに英虞湾で取れた真珠を1粒プレゼントしている(なくなり次第終了)。ぜひこの機会に賢島まで足を運んでいただければ」と話す。
価格は1,500円、提供期間は9月25日~10月4日。営業時間は10時~17時。水曜定休