2015年の伊勢神宮内宮(ないくう)と外宮(げくう)両宮を合わせた年間の参拝者数は838万2278人(内宮548万9703人、外宮289万2575人)で3年連続1000万人超えの記録達成にはならなかったが、過去6番目の参拝者数記録となった。
両宮の式年遷宮が行われた2013年の参拝者数合計は1420万4816人(内宮884万9738人、外宮535万5078人)で1895(明治28)年からの集計で1位を記録。2014年の1086万5160人(内宮680万9288、外宮405万5872人)は2位だった。
内宮正宮では2015年の深夜23時47分、今年最後の参拝者が深い祈りを捧げた終わると正宮前には参拝者は誰もいなくなった。石階下では大勢の人がまだかまだかと時間を気にしながら待っていた。自然発生的に新年のカウントダウンが始まるとみんなもそれに合わせて大きく声を上げていた。五十鈴川に架かる宇治橋前でも同様に、新旧の参拝者が入り交じり賑わっていた。
伊勢神宮では、1日「歳旦祭(さいたんさい)」、3日「元始祭(げんしさい)」、7日「昭和天皇祭遙拝(ようはい)」、8日「大麻暦奉製始祭(たいまほうせいはじめさい)」、11日「一月十一日御饌(みけ)」「成人祭」の祭典がそれぞれ行われる。
伊勢市は、伊勢神宮への初詣でを快適に行ってもらうための交通対策として、パーク&バスライドと交通規制を実施。さらに道路の渋滞状況などがリアルタイムで確認できるようウェブカメラを設置しホームページ「らくらく伊勢もうで」上で公開している。
新年からの参拝時間は、1月1日~4日までは終日(24時間)、5日は0時~22時、6日は5時~22時、7日以降は5時~18時まで。