伊勢志摩の真珠の魅力を紹介する交流展示「伊勢志摩の真珠~3000の想いをのせて~」が4月15日から「三重県総合博物館MieMu(みえむ)」(津市一身田上津部田、TEL 059-228-2283)2階交流展示室で始まった。
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同展は、サミット開催を契機に伊勢志摩の真珠をどんどんPRしようと昨年7月に設立した三重県真珠振興協議会(伊勢市岩渕、TEL 0596-28-4140)と同館の共催。
英虞湾で本格的な真珠養殖を成功させた、鳥羽市出身の御木本幸吉翁が創業したミキモト(東京都中央区)のアコヤ真珠225個(5ミリ~9.75ミリ)と59カラットのダイヤをちりばめたネックレスや、「第40回真珠品評会」で農林水産大臣賞(全国1位)になった濱口和司さんが作ったベビーパール、水産庁長官賞(全国2位)の竹内章浩さんの約7ミリの真珠なども展示されている。
16日、17日は実際に真珠が入ったアコヤ貝をその場でむいて真珠を取り出す体験イベントも実施。初めてアコヤ貝の中に真珠を見つけた親子は驚き「すご~い」と喜び2人で顔を見合わせていた。
同会の覚田譲治会長は「今回はオール三重で、伊勢志摩で作られている真珠をもっと多くの人に知ってもらいたいと思い企画した。真珠1粒ができるまでには3000回以上人の手に触れられているといわれている。宝飾品としての真珠の魅力だけではなく、職人たちが丹精込めたその思いを感じ取っていただければ」と話す。
30日と5月1日(11時~12時、13時30分~14時30分)には、真珠について学べる「はじめての真珠講座」(無料、各回15人定員)も開く。
開催時間は9時~17時(土曜・日曜・祝日は19時まで)。5月8日まで。