占いで伊勢市内の女子高生などの悩み・相談を受けていた「明倫のおばちゃん」こと前田和子さん(志摩市浜島町塩屋出身)の店が今年1月4日、新たに店舗名を「はぐるま」(志摩市磯部町穴川、TEL 0599-55-3455)として志摩市に移転した。
子どものころから本が好きで、占いに興味があった前田さんは、津市内の会社に勤めていたOL時代、三重県立図書館(津市)で本を何冊も借り、独学で占い・心理学などを学び、7年半前に宇治山田駅前にある「めいりん村(旧明倫商店街)」で占いの店を始めた。
10分=1,000円で伊勢市内の女子高校生の恋愛の悩みなどをみているうちに口コミで話題になり、多い時には店の外に行列ができるほどに。女子高生のほかにも主婦や会社経営者なども訪れ、年代も14歳~80歳と幅広い。リピーターも多く「明倫のおばちゃん」として慕われていた。
移転は、旧店舗が手狭だったためで、「結婚の相談も多く、占いに来た男女を会わせるスペースが欲しかったから」(前田さん)だという。
前田さんは「女子高校生は恋愛の悩み、男子高校生は進路の悩みが多かった。子どもを持つ親からは『子どもが手に負えなくなってしまった』という悩みが多く、そんな親にはいつも『子は親の鏡。甘えが子どもを増長させてしまったんだから、まず親が変わらなければ』と言っている」と話す。「占いに来る人は基本的に、根がまじめでいい人ばかり。占いによって問題解決の糸口が見つかれば」(前田さん)とも。
営業時間は9時~18時。水曜定休。主に「手相」と「カード」で占い、30分で2,500円。予約も受け付けている。