
志摩でカキ料理を提供する旅館「いかだ荘 山上(さんじょう)」(志摩市磯部町、TEL 0599-57-2035)が7月20日、志摩のスイーツ店「アベック・モンクール」監修のかき氷の提供を始めた。
的矢湾を一望できるテラスのある「いかだ荘 山上」でアベック・モンクール監修のかき氷
三重ブランドの「的矢かき」や一年中食べることができる「伊勢志摩プレミアムオイスター」などを提供する同館は来年で創業70周年を迎える。
アベック・モンクールは1998(平成10)年に志摩市阿児町に開店したスイーツ店で、今年3月31日で惜しまれながら閉店した。まだ高級かき氷が世間に浸透していない頃からフレッシュフルーツをふんだんに使ったかき氷を提供して人気を集め、夏場にはかき氷を求めて行列ができる店として知られていた。
かき氷は、同館のロビー&テラスダイニング「やまのうえ」で提供し、全てアベック・モンクール監修で、かき氷機、ソースレシピ、フルーツの仕入れ先など同店と同じものを使い、再現した。オープン時のメニューは「白桃」「メロン」(以上1,500円)と「ショコラ&アングレーズ」(1,300円)の3種類。アベック・モンクールで提供していたかき氷にかけていたレシピ通りのアングレーズソース(卵黄と牛乳、バニラビーンズを入れて作るバニラ風味のデザートソース)をかけ、白桃とメロンにはそれぞれ一口大に切った白桃とメロンをかき氷の周りにトッピングした。
同館代表の井坂泰さんは「『もう食べられないのか』と惜しまれつつ閉店したアベック・モンクールのかき氷を継承し再現することができた。今後、季節のフルーツを使い年中食べられるようにしていきたい。まずはこの夏、テラス席で的矢湾を眺めながらアベック・モンクール監修のかき氷を楽しんでもらえれば」と話す。
井坂さんは「岩ガキや伊勢志摩プレミアムオイスターが食べられるカキ料理をメインにしたランチも提供しているので、カキのフルコースの後、ふわふわのかき氷を食べて締めていただければ」と呼びかける。
営業時間は10時30分~18時(8月21日・28日は休業)。