「鳴かぬなら、皆で鳴かせよう、不如帰(ホトトギス)」――時代劇テーマパーク「伊勢・安土桃山文化村」(伊勢市二見町、TEL 0596-43-2300)のニューコンセプトが4月18日、報道関係者に発表された。
開村15周年を記念して、同村の施設コンセプトを新たに「ちょんまげdeワールド伊勢」に変更し、「参加して楽しい」を強化した、客との参加型のカルチャーパークとして生まれ変わる。同時に新キャラクターを作成し、名付け親の募集も行っている。
同村は、元祖まげキャラの「ニャンまげ」(ちょんまげネコの着ぐるみ)を世に送り出した「時代村」グループの一員として、1986年「日光江戸村」(栃木県)、1989年「登別伊達時代村」(北海道)に続き、1993年に「伊勢戦国時代村」として開村、2003年4月に「伊勢・安土桃山文化村」に名称変更し、全国的な「ニャンまげ」ブームを作り出した。現在は完全に独立している。
「昨年10月に組織改革があり、ニューコンセプト『ちょんまげdeワールド伊勢』として、『ちょんまげ』を全面的に打ち出し、参加型のテーマパークをより強化する。またこれまで封印してきた野外舞台での忍者ショーにワイヤーアクションを再投入し迫力ある演技を披露する」と広報担当の眞榮田光広さん。
さらに所在地・二見町の守護神である「カエル」をモチーフにした新キャラクターも作成し、同時にそのキャラクターのネーミングを募集。新キャラクターは、しっぽのあるカエルで、その頭に「ちょんまげ」を付けたでっち奉公姿。「しっぽは、オタマジャクシからカエルに成長する過程を意味し、やがてトノサマガエルに成長できるようにという、施設発展の願いを込めた。『ひこにゃん』『せんとくん』に続く話題のキャラクターとして注目されれば」(眞榮田さん)と期待を寄せる。
ネーミング応募は三重県在住者に限る。氏名、住所、電話番号、ネーミング案を記入の上、ファックス(FAX 0596-42-1459)またはメール(namae@ise-bunkamura.co.jp)で応募を受け付ける。締め切りは4月27日。発表は5月3日、同村で行い、優秀賞1人に5万円を進呈(重複の場合は抽選)する。
営業時間は9時~17時(3月17日~11月15日)で、入村は閉村の1時間前まで。通行手形(フリーパス券)は大人=4,900円、小人=2,500円。
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