伊勢志摩経済新聞2025年間PV（ページビュー）ランキング1位は、鳥羽の海岸にスナメリの赤ちゃん打ち上げられるの記事だった。

惜しくも11位の「アーユルヴェーダに基づいたカレー」提供、スリランカ料理店「デーシャン」（3/26）

　ランキングは今年1月1日から12月12日までに伊勢志摩経済新聞が配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

　1. 鳥羽の海岸にスナメリの赤ちゃん打ち上げられる（5/14）

　2. 伊勢におにぎり店「伊勢むすび」おばあちゃんになるまで（1/25）

　3. 伊勢志摩連絡道路磯部バイパス開通　ローラースケートラン（3/13）

　4. 猿田彦神社の白蛇が鎮座する「たから石」がSNSで話題（1/9）

　5. 天皇皇后両陛下、鳥羽水族館ご視察　ラッコがお出迎え（11/9）

　6. 志摩スペイン村　ヤバT初主催のロックフェスに8000人（5/11）

　7. 伊勢にアイドルグループ50組集結　地元小中学生無料招待（10/15）

　8. 伊勢の「へんば餅」が創業250年夏休み企画（7/8）

　9. 近鉄宇治山田駅に悠仁さま　成年式終え伊勢神宮に報告（9/8）

　10. 伊勢に女性アイドルグループ50組　ガールズフェス（11/30）

　1位には、スナメリの赤ちゃんが鳥羽の海岸に打ち上げられたニュース。観光で訪れていたホテルの宿泊客が散歩中に「異変」に気付き、伊勢志摩経済新聞編集部に連絡。これを受け、すぐに鳥羽水族館（鳥羽市鳥羽）飼育研究部長で、スナメリやウミガメなどの野生動物の生息状況をモニタリングし研究している「志摩半島野生動物研究会」代表の若林郁夫さんに連絡し、共に現地に向かって取材して書くという連携プレーで生まれた。若林さんは「野生動物を見つけたら連絡してほしい」と呼びかける。

　2位には、伊勢に開店したおにぎり店「伊勢むすび」の記事。近隣のホテル宿泊客に朝食を提供し評判も上々だという。3位には、地元民の悲願だった志摩市阿児町から伊勢市二見町に至る総延長約20キロの地域高規格道路「伊勢志摩連絡道路」国道167号の志摩市内の一部「磯部バイパス」（磯部町恵利原～磯部町五知延長2.5キロ）が開通したニュース。開通式ではトンネル内がローラースケートコースに変身した。

　4位には、今年の干支（えと）巳（み）年にちなんだ猿田彦神社（伊勢市）の白蛇が鎮座する「たから石」がSNSで話題になっていることを伝える記事。上半期では1位だったが、年間ランキングでは4位に。上半期2位の「スナメリ」の記事にトップを譲った。同神社広報担当の新居一城さんは「来年の干支『午（うま）』のネタはないかも…」と話す。

　5位と9位は、皇室関係のニュースが話題になった。天皇皇后両陛下が志摩市と南伊勢町で開催された「第44回全国豊かな海づくり大会」にご出席。その前日に立ち寄られた鳥羽水族館（鳥羽市）でラッコやスナメリにほほ笑まれている姿が多くのメディアでも紹介された。秋篠宮家の長男悠仁さまの伊勢訪問でも多くの国民が沿道で日の丸を振っていたのが印象的だった。

　6位、7位、10位はエンタメニュース。昨年の年間PV1位に輝いた志摩スペイン村での「「ヤバイTシャツ屋さん」（以下「ヤバT」）単独ライブ、今年は2日間貸切に規模が拡大。「ヤバT」単独ライブと音楽フェスで会場は満席総立ちに。伊勢にアイドルグループ50組集結したニュースも話題になった。8位にランクインした「へんば餅」の創業250年の記事は、伊勢には「赤福餅」だけではないことも話題になった。