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親子で読める「古事記」の絵本 全国古事記塾主宰の今野華都子さんが出版

親子で読める「古事記」の絵本 全国古事記塾主宰の今野華都子さんが出版

親子で読める「古事記」の絵本 全国古事記塾主宰の今野華都子さんが出版

 日本各地で古事記に日本の生き方を学ぶ「全国古事記塾」を主宰する明和町在住の今野華都子さんが3月3日、「親子で読める日本一わかりやすいえほん 古事記」(致知出版社)を刊行した。

親子で読める「古事記」の絵本 全国古事記塾主宰の今野華都子さん 絵本の絵を紹介する

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 今野さんは、幻の宮殿「斎宮(さいくう・いつきのみや)」があった明和町で、日本の神話や伝統文化、大和心(やまとごころ)を伝える「伊勢やまとごころの伝承館『華雅庵(かがあん)』」(多気郡明和町)を、かつて伊勢神宮の祭典を奉仕する斎王(さいおう)がみそぎをしたとされる祓川(はらいがわ)のそばに開設。全国古事記塾は「新釈古事記伝(全7巻)」(阿部國治著)を基に、2011(平成23)年に始め、これまで全国30カ所以上で1000人以上の受講生が学ぶ。2018(平成30)年には「はじめて読む人の『古事記』」(致知出版社)も出版。

 同書は、何もなかった宇宙に神々が誕生し、イザナギとイザナミの誕生から、国生み、神生み、黄泉(よみ)の国、イザナギが、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三神を生む、アマテラスとスサノオの受け日(うけひ)、天の岩戸(あまのいわと)、スサノオのヤマタノオロチ退治までを「天の巻」に、出雲国のオオクニヌシの国づくりから、因幡の白うさぎ、国譲り、天孫降臨、海幸彦山幸彦、神武東征までを「地の巻」にそれぞれ収め、巻末に日本の言葉の意味についてのコラム、スサノオが詠んだ歌についての解説を載せた。古事記の教えを分かりやすくまとめた物語と共に、全68ページの絵本の中に収録した挿絵(50枚)は全て、今野さんがアクリル絵の具などを使って描いた。表紙の絵はアメノウズメが踊り、それを見ている神々が笑っている様子をアマテラスが天の岩戸からのぞいているシーンを描いたもの。

 今野さんは「古事記は何かを教え込むための物語ではない。失敗する神もいれば遠回りをする神もいて、うまくいかないこともやり直しもそのまま描いている。だからこそ、読む人の心にそっと残り、『生きるって、これでいいんだ』と思わせてくれる」と話す。

 「この絵本の中の絵は、小学生の子どもたちに、そのそばにいるお母さん・お父さんに、一緒にページをめくるおじいさん・おばあさんに向けて描いた。説明しなくてもいい。答えを出さなくてもいい。ただ同じ絵を見て、同じ物語を感じる。その時間そのものが十分に『伝える』ことになる。この絵本が誰かの本棚の奥で眠るのではなく、ふと手に取られ、何度も開かれて、世代を超えてページがめくられていく存在になってくれたら」とも。

 価格は2,475円。全国の書店、ネット書店などで扱う。

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