厚生労働省の委託を受け、若者の就労支援施設「いせ若者就業サポートステーション」(伊勢市岩渕、TEL 0596-63-6603)が6月19日、いせ市民活動センター(同)にオープンした。運営は、NPO法人いせコンビニネット(前山町)。「地域若者就業サポートステーション・みえ」(津市)に次いで三重県内2カ所目。
サポートステーション(サポステ)は、仕事に就くことが不安、人と話すのが苦手、などさまざまな理由から社会への第一歩を踏み出せないでいる若者とその保護者が、気軽に相談できる就労支援施設として、厚生労働省の「地域における若者の自立支援ネットワーク整備事業」(2008年度予算13.5億円)、いわゆる「ニート対策」の一環で全国に2006年度=25カ所、2007年度=50カ所が整備され、今年度は77カ所が整備された。
厚生労働省キャリア形成支援室によると、対象となる若者は全国に約62万人で、これまでのサポステへの延べ来所数は、2006年度=35,000人、2007年度=145,000人。2007年度全国のサポステ登録者約1万人のうち約25%の若者が就労など自立したという。
同NPO副理事長の増川尚男さんは「まずは気軽に相談してほしい」と呼びかける。「ハローワークやポリテクセンター、協力企業など、地域と連携しながら若者の就労支援のお手伝いができればと思う。近い将来、若者たちと一緒に農業か、商品開発か、イベントか…何か事業計画を立て、実行しその達成感を共に味わいたい」とも。
利用時間は9時~19時、日曜・水曜定休。相談無料。
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