志摩市出身の別当由香さんが代表選手として活躍する北京パラリンピック車いすバスケットボール女子チームが9月15日、日本時間20時(現地時間19時)から銅メダルをかけ、オーストラリアチームと対戦する。
日本チームは、13日の準決勝で対戦したドイツチームに40対60で破れ、惜しくも決勝進出を逃した。試合は、第1ピリオド=12対14、第2ピリオド=22対26とドイツチームのペースのまま試合は進行したが、第3ピリオドで34対34と同点に追いつき、イギリス戦と同じ逆転勝利を夢見たが、第4ピリオドで点差をつけられ最終的に40対60でゲームセット。惜しくも敗退した。
志摩市ホームページの「北京レポート」によると、オーストラリアチームには過去1度も勝ったことがないという。「ドイツに負けた悔しさをバネに気持ちを切り替えて、精一杯頑張る。勝ちたい気持ちの強い方が勝つ!うちらはいつもチャレンジャーだから失うものなど何もない」と別当さんからメールが届いているという。
北京まで応援にも行った伊勢志摩バリアフリーセンター事務局長の野口あゆみさんは「彼女たちは、今一番力が上がっているとき。ドイツ戦では敗れたが調子は崩れておらず、より一層チームの絆が固くなれば、必ずオーストラリアを『まいこましたる』(志摩弁で、ギャフンといわす)はず。今までも充分チャレンジしてきた。チャレンジし続ければ、いつか勝つときがきっと来るから、その瞬間が今日になることを祈っています」とエールを送る。