萩本欽一さんこと、欽ちゃんがプロデュースする三重テレビ放送の新番組「キンさばっ!!近所(きんどころ)の裁き」の放送が10月14日から、始まった。放送は毎週火曜20時~20時30分。
新番組は、三重県内各所で公開収録し、欽ちゃん監修・出演のもと、伊勢・安土桃山文化村(伊勢市二見町)の役者らが、江戸時代の伊勢にあった山田奉行所の大岡越前守忠相に扮(ふん)し、悩みなどを持つ一般客に対して、笑いの中「お裁き」を行うもの。そのほか時代劇やホームドラマ形式の「笑いの舞台」「収録先の特産物PRコーナー」の合計3部構成になっている。
14日の初回放送では、ダイエットができない女性と、売れない演歌歌手が「お裁き」を受けた。2回目となる21日の放送では、結婚できない32歳女性栄養士と、伊勢市にある創業100年の老舗海苔店店主が「お裁き」を受ける。
新番組について同社報道制作部長で同番組プロデューサーの山田享司さんは「以前萩本さんは『文化村』で演技指導などをしたことがあり、今年4月、茨城ゴールデンゴールズの試合で伊勢を訪れたとき、同村の役者らが萩本さんにあいさつに行ったことがきっかけで、トントン拍子で新番組の企画が進んでいった」と振り返る。「萩本さんが、『文化村』をにぎやかにしたい。三重県を盛り上げたい。将来的には『文化村』を日本のブロードウェーにしたい――と率直に思い、その情熱をうかがううちに、いつの間にか、自分も含め周囲もその情熱に乗っていった(笑)」と打ち明ける。
公開収録の観覧希望者(観覧無料)は、同社ホームページまたははがきで事前申し込みが必要。応募多数の場合は抽選、入場は中学生以上が条件。公開収録予定日は、10月29日=桑名市民会館小ホール(桑名市)、11月5日=名張市立国津小学校(名張市)、11月10日=津市美里文化センター(津市)、11月26日=サンデルタ香良洲(津市)。