「フラメンコ甲子園」と呼ばれフラメンコ愛好家からはあこがれの大会となっている志摩スペイン村(志摩市磯部町坂崎)のフラメンココンテストが10月18日、10年の歴史を刻んだ。
同コンテスト「フェスタ・デ・フラメンコ」は今年10年目を迎え、9月12日から開催されていた予選会を勝ち抜いた10組が演技を行い、大阪府門真市から参加した8人のグループ「バモス・ア・バイラール・プリメラ」(馬場香織代表)がパルケエスパーニャ大賞を受賞、フラメンコの本場スペイン旅行を獲得した。
厳しい予選会を通過し、ファイナルステージに登場した実力派ぞろいの各チームは、色鮮やかなフラメンコ衣装に身をまとい、カスタネットやタンバリン、アバニコ(扇)を手に、個性的情熱的な「セビリャーナス(フラメンコの基本的な踊り)」を体全体で表情豊かな演技を披露。会場からは手拍子や「オーレ」の掛け声が沸き起こり、ファイナルを盛り上げた。
シベレス広場では参加チームと応援に駆け付けたフラメンコ衣装の来園者が一緒になって踊り、園内はフラメンコ一色の日となった。志摩スペイン村開園15周年記念テーマソングと同コンテスト課題曲「パサ ラ ビダ(Pasa la vida)」を歌うロックアーティスト「ROCKAMENCO(ロッカメンコ)」のライブステージも行われた。
フラメンコのアマチュアコンテストとしてすっかり定着した同大会には今回100組、約500人が参加、6歳から74歳までのフラメンコ愛好家が全国から集まった。