志摩市観光協会(志摩市阿児町鵜方)が真珠のネックレスの長さで世界一に挑戦し、ギネスブックの認定を得ようと7月3日、音楽イベント「志摩レゲエ祭」開催の合歓の郷(同市浜島町大崎半島)会場ブースで真珠に糸を通してネックレスにする作業を開始した。
真珠のネックレス長さ世界一は、1995年に旧阿児町(現志摩市)観光協会らが挑戦し108メートルを樹立しギネスブックに認定された。しかし2006年に愛媛県宇和島の真珠関係者らによって187.25メートルの記録が達成され「世界一」が塗り替えられた。同企画は、真珠養殖発祥の地=志摩市の威厳にかけ222メートルで「世界一」を奪回しようと挑戦するもの。今年10月22日の「真珠祭り」での達成を目指す。
「世界一」のネックレスに使われる真珠は直径7~8ミリメートルのアコヤ真珠でと神明真珠養殖組合(同神明)がすべて提供する。目標の222メートルが達成されると、約3万個の真珠(8~9貫)が使われる計算になるという。
この日の参加者は380人で、約3.17メートルになった。志摩市観光戦略室の水口室長は「ギネス達成で、真珠のPRと真珠産業の振興につなげたい」と話す。「これからさまざまなイベントに出張し、多くの人たちの協力で『世界一』を達成したい」と意気込む。