伊勢志摩国立公園内の真珠イカダ浮かぶ英虞湾をフィールドにシーカヤックなどができる志摩自然学校(志摩市大王町波切、TEL 0599-72-1733)で7月~9月までの期間、夕暮れや夜にしか見ることができない海ホタルを、透明のボールの中に入って海の上で観察するツアーがスタートした。
2005(平成17)年6月11日に開校の同校は、今年で5周年を迎えた。英虞湾の中心に位置するともやま公園(同)を拠点に自然体験プログラムが人気を集め、開校時約600人だった利用者は昨年度で約5,800人にまで伸びた。7月8日には5周年記念事業として老舗アウトドア用品メーカー「モンベル」(大阪市西区)創業者の辰野勇さんを招き講演会を開いた。
同ツアーは、同校が4月に導入した「ウオーターボール」という新アトラクションを使い、夕暮れや夜間の海に幻想的な光を放つ海ホタルや夜光虫を観察するというもの。「ウオーターボール」はポリ塩化ビニール製、直径約2.5メートルの透明のボールででき、人が入り、ウオーターベッドのような感覚でとてもリラックスした雰囲気に浸れるという。
同校学校長の生賀照央さんは「『ウオーターボール』は4月に導入し以来、人気アトラクションのひとつだが、夏の直射日光がボール内を高温にするため、夏季のサービスをどうしたらいいだろうかと考えていた。そこで夏のもうひとつの人気ツアー『海ホタル観察』と一緒にすれば面白いのでは?と試してみたところ、ボールの中での体験がとても幻想的ですばらしかったので企画した。ぜひとも不思議な感覚を味わってほしい」とPRする。
同ツアー料金は、大人=5,000円、小人=4,000円。前日までの予約が必要。