中学2年生13歳の清水美海(みみ)さんが7月31日、鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会で、初参加にもかかわらず99.6キロのクロカワカジキ(ブルーマーリン)を釣り上げた。
名古屋市北区在住の清水さんは、3歳の時から釣竿を握り、7歳で13.35キロのソウギョを、9歳で9.65キロのコイを釣り、ともに世界記録の認定を受けるほどの腕前。現在もその記録は破られていない。
清水さんは「釣り上げるまでには約1時間半かかったと思う。自分の体力の限界を感じ、途中で気分が悪くなり諦めかけたが、みんなの声援のおかげで釣ることができた。とてもうれしい」と感想を漏らした。
今年で14回を数える同大会には、47チーム198人が参加。7月31日と8月1日の2日間のポイントの合計で優勝を競い合う。優勝チームには30万円相当の商品券がつく。主催は、鳥羽市観光協会などで組織する鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会実行委員会。
この日は、1日だけで47匹のクロカワカジキを釣り上げ、大会記録を塗り替えた(内28匹がタグアンドリリース)。1匹のカジキの大きさでは、佐藤公明さん(奈良ゲームフィッシングクラブ)の釣り上げた154キロ、胴回り1.28メートル、全長3.25メートルが最も大きかった。
同実行委員長の中川昌洋さんは「参加艇は昨年よりも少なかったが、1日で50匹近くもクロカワカジキが上がるのはすごいこと。明日もたくさんヒットしてくれるように祈りたい」と話す。