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「伊勢の子どもたちに本物の音楽を聴かせたい」-パブロ音楽祭開催へ

「伊勢の子どもたちに本物の音楽を聴かせたい」-パブロ音楽祭開催へ。昨年のコンサートの様子

「伊勢の子どもたちに本物の音楽を聴かせたい」-パブロ音楽祭開催へ。昨年のコンサートの様子

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 世界で活躍するクラシック音楽奏者を伊勢に招待し、子どもたちに本物の音楽を聴かせたい――ミキモトホール伊勢(伊勢市黒瀬町)で11月20日、「第3回パブロ音楽祭」が開催される。主催は地元飲食店「食の楽団 パブロ」(岡本、TEL 0596-63-5826)。

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同祭は、1981(昭和56)年に伊勢管弦楽団を友人らと創立し、「伊勢の地を音楽であふれるまちに」と夢を持ち行動する西村充雄さんが2009年から主催する。西村さんは、今年4月には「ホルンクラブ」を、5月には「パブロ室内合奏団」を結成するなど意欲的に活動を続ける。

 同祭では、モーリス・ラべルの「亡き王女の為のパバーヌ」、フレデリック・ショパンの「革命」、フランシス・プーランクの「クラリネット・ソナタ」、ヨハン・ネポムク・フンメルの「トランペット協奏曲」などを演奏。演奏は、劇場映画「ブラックジャック」「20世紀少年」などのサウンドトラックレコーディングの指揮を行いトランペット奏者の坂井俊博さん、横浜バロック室内楽団のメンバーでもあるクラリネット奏者の橋本光博さん、プーランクの全曲をCDリリースするピアノ奏者の岡本愛子さんの3人が担当する。

 前日には、地元高校生らを対象にトランペット、クラリネット、ピアノ、指揮などを指導するクリニックも開く。

 「本来、残響時間が2秒残るような音楽ホールが望ましいが、このミキモトホール以外の市内の施設の中には、そのような構造の施設はないのが現状。地方では効率性などを考えると(音にこだわらない)多目的ホールにならざるを得ない」(西村さん)と、地方で本物の音楽が聴けない理由の一つを挙げる。

 「クラシック音楽の素晴らしさに触れるきっかけになれば。多くの人に足を運んでもらいたい」と西村さん。

 開場13時30分、開演14時。入場料は、一般・大学生=2,500円(当日3,000円)、高校生以下=1,000円(同1,500円)。チケットは、同店と村井楽器店(御薗町長屋)、古川書店新道本店(一之木)、同度会橋店(小俣町宮前)、相可屋楽器店(曽祢)ギャラリーボナール(志摩市阿児町鵜方)、鳥羽ショピングプラザハロー(鳥羽市大明西町)、ヤマグチ楽器(津市)で販売する。

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