2016年の新たな年の幕開けとなる1月1日、主要国首脳会議「伊勢志摩サミット」が5月26日・27日に開かれる志摩市の海岸から「ハート」型をした初日の出が水平線から現れた。
【その他の画像】朝日が「真っ赤な巨大リンゴ」の形に2015年3月24日撮影
撮影したのは、志摩市大王町在住の主婦・中井裕子さん。中井さんは自宅からすぐの海女小屋のある名田(なった)地区の海岸から夫と2人で初日の出を見ていた。スマホのカメラで何枚か撮影したうちの一枚が、水平線近くにあった雲の影が影響してハート型になった。
中井さんは「この日はとても風が強く寒かったので、太陽が出てくれただけでもうれしかった。雲があったので丸い太陽は見ることができなかったが、それが幸いして偶然ハートになった。夫と初めて見た初日の出がハートになるなんて(笑)。新年早々幸せな気分で、感謝の気持ちいっぱいになった」と話す。
ハートの太陽は、よく見ると大きな耳が2つあるディズニーの人気キャラクター・ミッキーマウスにも見える。中井さんは「『家族が幸せでありますように、愛溢れる年になりますように、世界が平和でありますように』とお祈りした。今年『伊勢志摩サミット』が開催される志摩市の海岸から、ハートの太陽が現れるなんて、本当に世界を平和に導いて欲しい」と強い思いを言葉にした。
この日の広域伊勢志摩圏内の早朝の天気は快晴で、風が強く、雲がところどころ水平線付近にあったが、ほぼ全域で初日の出を観測。、蜃気楼の一種でダルマのような形になる「ダルマ朝日」も見ることができさらに、直線距離で200キロ以上離れた位置にある日本最高峰・富士山も薄っすらと観測できた。