タラサ志摩ホテル&リゾート(鳥羽市浦村町)社長でエステシャンの今野華都子さんが10月25日、海の博物館(同)セミナーホールにて地元鏡浦中学校(同)の生徒とその保護者ら50人を前に講演を行った。
洗顔の力の入れ加減を直接伝える。今野華都子さんの「洗顔洗心塾」の様子
今野さんは、洗顔の仕方を通して人としての生き方を説く「洗顔洗心塾」など年間300回以上の講演活動で全国各地を飛び回る。一方、世界一受けたい授業(日本テレビ)にも出演した筑波大学名誉教授の村上和雄さんとの共著「運命をひらく小さな習慣」(致知出版)を今年4月に、「内臓リンパマッサージ」(レタスクラブムック)を10月25日に出版する。
同校の浜田博文校長は「今の中学生に足りないものは『笑顔』『挨拶』『返事』。ある時、そのことの大切さを訴えている今野さんのことを知り、調べると同じ地区のホテルの社長であることがわかり驚いた。ぜひとも生徒たちに聞かせたいと、すぐに講演依頼をした」と講演会開催のきっかけを説明する。講演会は道徳の授業で、生き方・キャリア教育を教えるカリキュラムの一環。
今野さんの講演会は、女性や社会人、企業経営者らを対象としたものがほとんどで、中学生を対象にしたものは今回が初めてだという。講演会では、「はい」という肯定的な返事をすること、いつも笑顔でいること、自分から能動的に行動することが大切で、アニメの「アルプスの少女ハイジ」の主人公ハイジになぞらえ、その頭文字を取り「ハイジの法則」と名づけ、わかりやすく説明した。
浜田校長は「生徒たちには、今は気がつかなく、わからないかもしれないが、今野さんの講演がいつか必ず芽を出し、花をつけるときが来るはず。そのときのために今種をまかなければいけない」とも。