「ディスクドッグ」日本一を決める「ディスクドッグ チャンピオンシップ ジャパンカップ2011」が6月4日・5日、鳥羽市中央公園多目的グラウンドで開催された。主催は「ナショナル・ディスクドッグ・アソシエーション(N.D.A.)」(東京都練馬区)。
ディスクドッグとは、人が投げた「ディスク(プラスチックでできた円盤)」を犬が追いかけ、空中でジャンプしてくわえる競技。BGMに好きな音楽を流しながら7枚のディスクを使って、犬が人の背中やヒザを踏み台にジャンプしながらディスクを取る「フリースタイル」、人ができるだけ遠くに投げたディスクを犬が空中でキャッチする「ディスタンス・アキュラシー(D/A)」、スタート地点から20メートルの距離を2回キャッチして戻る時間を競う「タイムトライアル」の競技種目がある。
ジャパンカップは、毎年9月~5月を1シーズンとし、全国で開催される53の予選大会のランキング・ポイントの累計などを計算した上位チームと、前年度特別表彰チーム、各クラス別に決められた上位チームによって実力No.1を争うディスクドッグ日本一をかけた戦いとなり、参加者は「鳥羽」=「ジャパンカップ」という認識で、毎シーズン「鳥羽」を目指して試合に臨んでいる。上位チームは「今年も鳥羽で会おう」、初出場チームは「鳥羽に行くんだ」が合言葉となっているという。
同大会実行委員長の権藤泰應さんは「今年で9回目、初めて鳥羽で大会を開催させていただいてから10年目を迎えた。ジャパンカップを目指すため参加選手らは『鳥羽』を意識して1年間大会に臨む。鳥羽はすでにディスクドッグの聖地となっている。来年は10回目を迎えるので盛大に大会を盛り上げたい」と話す。
「東日本大震災が発生し今大会の中止も検討したが開催することで被災した東北地方の仲間たちに勇気を与え、被災地の復興のためにお手伝いをしたい」と権藤さん。当日はチャリティーグッズの販売や義援金募金なども呼びかけていた。
同団体は、「ワンDAY!~犬と遊ぶ休日」をスローガンに、人と犬の共生、地域社会との協力、愛犬家のマナーアップ啓蒙などを目標に活動している。