鳥羽出身、身長144センチと小さな身体、子どものころから石川さゆりさんの「天城越え」やテレサテンさんの「愛人」「つぐない」など演歌も大好きだったというetsuco(エツコ)さんが8月20日、合歓の郷(志摩市浜島町)の花火大会特設ステージに立った。
etsucoさんは、地元でのライブ活動を繰り返し、今年3月23日に「やさしく手を握って~27才のラブレター~」を着うたやiTunesなどへデジタルシングルとして配信デビュー、配信開始日の着うたデイリーランキングで1位を飾った。その後6月15日に「Highway Driving Car」、7月6日に「LAST LOVE SONG」と矢継ぎ早にオリジナル曲をリリース、精力的に活動を行う。
この日は始まりから小雨が降りイベントの延期も検討されたが決行。合歓の郷てふてふの丘に設置されたステージでは、DJパフォーマンスやダンススタジオ「Early(アーリー)」(伊勢市佐八町)の子どもたちによるキッズダンスショーケースが行われた。ミュージックコンサートではetsucoさんとTROOPER(トゥルーパー)の2人によるミニライブが行われた。etsucoさんのステージが始まると土砂降りになったがそれでも3曲を歌い上げ地元客に自身をアピールした。
etsucoさんは「映画『天使にラブソングを2』のLauryn Hill(ローリン・ヒル)さんの歌を聞いて、私も歌を歌いたい--と一念発起。『LAST LOVE SONG』はリアルな失恋を歌ったもの(笑)。涙よりも笑顔になれるような元気のでる曲を歌い続けたい」と話す。
会場には、色とりどりの傘を開いた観客が合歓の郷の夏の終わりを告げる花火に酔いしれていた。