夫婦(めおと)岩に向かって愛を叫ぶ「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ」通称「めおチュー」が11月20日、二見興玉神社(伊勢市二見町)境内で開催される。主催は日本愛妻家協会伊勢支部(同、TEL 0596-43-2050)。
毎年冬至をはさむ前後2カ月間に出る満月、夏至をはさむ前後2カ月間に昇る朝日が、夫婦岩の間の水平線上から現れる。さらに空気が澄み、好条件が重なるとその直線上に霊峰富士も並び、神秘的なレイラインを作る。その光景を撮影するために全国からカメラ愛好家も多く訪れる。
「めおチュー」は、同支部が「縁結び」や「夫婦円満」祈願などに訪れご利益があると人気が高い同神社の海に浮かぶ夫婦岩に向かって愛を叫ぶもので、今年で3回目。11月22日を「いい夫婦(ふうふ)の日」として、その日もしくはその日に近い日曜の11時22分に開催。これまで、愛を叫んでプロポーズしそのまま結婚したカップルも数組。熟年夫婦の愛も多く叫ばれてきた。11月8日には鈴木英敬三重県知事が、日本愛妻家協会・三重県統括顧問に就任した。
同支部副支部長の浜千代美治さんは「愛を叫ぶ人、叫ばれる人はもちろん、その場にいるだけで感動していただけるはず。この感動と伊勢志摩の素晴らしさをより多くの人に伝えたい」と話す。「今年は前夜祭を開催し、これまで参加していただいた歴代の『叫びスト』を招待し、『めおチュー』に隠された思い出のエピソードなどを披露してもらう予定」とも。
当日の飛び入り参加も受け付ける。