「スパーリング・クリスマス」展開中の志摩スペイン村(志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333)の販売店「ラ・ファミリア」で現在、スペインの伝統菓子「トゥロン(Turron)」が人気を集めている。
同商品は、アーモンドをハチミツ、砂糖、卵白をミックスしウエハーで固めたスペインの伝統的な菓子の一つで、クリスマスと正月には必ず食べる習慣がある。スペインでは、クリスマスシーズンになるとスーパーや小売店で山積みされるという。スペインの菓子メーカーから数多くの商品がラインアップされ、特に菓子メーカーの「デラビューダ(Delaviuda)」製のトゥロンはスペインでも人気が高い。
口の中に入れて「ポルボロン」と3回唱(とな)え、口から菓子をこぼさないで言えると願いがかなうというクッキーのような「ポルボロン(Polvoron)」や、砂糖とハチミツとアーモンドで作った日本のまんじゅうのような甘い焼き菓子「マサパン(Mazapan)」などもクリスマスには欠かせない。
同施設で働くスペイン人のマリクルスさんは「スペインでは、クリスマスとお正月にはポルボロンとトゥロンは欠かせない。日本でクリスマスにチキンやケーキ、お正月におせち料理を食べるようなもの」と説明する。同店では、毎年冬シーズンに販売、「日本ではまだまだ知られていないと思う。スペインの習慣を知る人によく売れている」と同施設広報担当の鈴木淑美さん。
価格は150グラム入りで750円。