伊勢文化舎（伊勢市神田久志本町、TEL 0599-23-5166）は2月1日、三重の地域文化誌「伊勢人」2・3月号（早春号）を発売した。価格は600円。

　誌面では、三重県内の温泉を取り上げ、「温泉街道」をテーマに各地の温泉5道30施設をルート別に紹介している。ルートは「伊勢～伊賀」（美人祈願いで湯巡礼）、「鳥羽・パールロード」（海の湯6景）、「奥伊勢～熊野」（湯治場めぐり）、「志摩温泉郷」（美し、湯あみ）、「湯の山」（高速から20分の別天地）。

　編集を担当した同社の新井千尋さんは「伊勢志摩地域なら太平洋、伊勢湾、英虞湾など海が一望できる温泉がお勧め。眺めがいいのは『石鏡（いじか）第一ホテル』の展望風呂、英虞湾の夕景がきれいなのは『賢島宝生苑』の露天風呂、癒しを求めるなら『アジアンな温泉宿はいふう』のエステ付きプラン」だと話している。

　「三重県には奈良時代からの『湯の山温泉』、平安時代からの『榊原温泉』という歴史のある温泉がある一方、伊勢志摩地域は観光の付帯施設、サービスとして近年開湯が相次いだおかげで新しい施設が多い。『足湯』ブームもあり低価格や無料で利用できる施設も少なくない。中でも『伊勢志摩スカイライン展望足湯』は標高500メートルの朝熊山山頂からの絶景が感動的でおすすめ」とも（新井さん）。

「伊勢人」伊勢文化舎