合歓の郷(ねむのさと)ホテル&リゾート(志摩市浜島町)は12月31日、2011年今年最後の夕日を船の上から見ようとラストサンセットクルージングを行った。
同ホテルの宿泊者らを乗せ16時10分、合歓の郷マリーナを出港。総トン数18トンのパールクイーン号は真珠いかだをすり抜けながら、波静かな英虞湾(あごわん)をゆっくりと前進した。
温かいオレンジ色に輝く太陽が西に傾くと、美しいグラデーションを作る大台ケ原からなる山々の稜線(りょうせん)が際立ち、130キロ以上離れる和歌山県の潮岬までくっきりと浮かび上がった。
参加者は、熊野灘に沈む夕日をバックに記念撮影やワインで乾杯したりしながらその時を楽しんだ。大阪から来たカップルは「あまりの美しさに言葉がない」とコメントした。
同施設では、野外での「アウトドアカウントダウン」が行われる。元旦には「初日の出クルージング」「初日の出ウオーキング」など催しも予定している。