伊勢志摩の自然を学べる総合施設「横山ビジターセンター」(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-44-0567)は2月18日、NHKアナウンサーで樹木医の松田輝雄さんを講師に迎え、横山周辺を散策する「里山歩き」に続き、阿児アリーナ(阿児町神明)で里山講演会を開催した。
里山歩きには26人が参加。第一展望台、芝生広場、しょうぶ園を歩き、晴天に恵まれた当日は、ヤシャブシ、ウルシ、クスなどの樹木やトビやノスリなどの野鳥を観察した。特にアオモジが見ごろで参加者は黄色い花で染まる山々を前に感動する場面も。
里山講演会の参加者は40人で、テーマは「樹木医から見た自然の接し方」。松田さんを中心に生垣や樹木、草花などの自然観察の活動を行う生垣感謝団(東京都)や青森県弘前市にある最古のソメイヨシノなどの話題を披露した。
講演の中で松田さんは「自然の仲間でいてほしい。大地をいつまでも守って、守っていく子供たちを育ててください」と話していた。